価値観の共有 「季節屋・久」 鹿児島

 

約3年位前でしたでしょうか、鹿児島よりの若夫婦がお見えになりました。
バレーボールをしてらっしゃると云う背高のご主人が、お奨めした料理を
眼を輝かせ、何と!召し上がること!召し上がること!その召し上がりぷりに
思わず「もしかして同業の方では?」と伺ったところ、やはりそうでした。

聞けば、業界誌に載せて頂いた「夜桜」に興味を持ち広島まで来られたそうで
それからと云うもの話が盛り上がり、その資質あるその若き実業家と意気投合し
いつか機会あれば、鹿児島まで伝授しに行きますねと云うことになりました。

そして経過総てを報告致しますと長くなりますので割愛をさせて頂きますが、
爐談亭の閉亭を機に「おもてなしのお手伝い」に鹿児島まで行って参りました。

 

季節屋久 看板.bmp 

 

天文館のプラザホテルのそば、金色のサイのオブジェ(?)が置いてあるビルの
斜め向かいにあるビルの2階。その名も「季節屋・久」明るくも落ち着いた感じの
至ってシンプルな店内で、入口からしても何処か期待感たっぷりな良い感じです。

 

久2.JPG 

 

引き戸を開ければ、まず眼に飛び込んで来たのが天井までの春を待つ「木瓜の花」
中々やるなこのお店と思いきや、青年達が四っん這いとなり、額に汗を滲ませ床の
拭き掃除の真っ最中。「おはようございます」と声を掛ければ、髭面のお兄ちゃん達が
暫し手を休め 「いらっしゃいませ!お世話になります!」 と、爽やかな笑顔で迎えて
くれました。

 

久・拭き掃除.JPG 

 

まるで禅寺にお邪魔したような徹底したクリンネスと、最高の歓迎ぶりです!
これぞ「おもてなしの原点」でもあり、益々これから4泊5日の「おもてなしの
価値観の共有」が、楽しみになり感動しました。

 

20130204_162056.JPG 

 

巾が約1メートル、長さ8メートルもあろう楠(くすの木)一枚物のカウンターは、
オープンキッチンで常にクリンネスに務められ、光り輝く一枚楠が圧巻です。

 

久・スタッフ.JPG

       「季節屋・久」 創業6年目の活きの良いスタッフ達

左から、春田くん、荒川くん、中園くん、オーナー沖田くん、下にいるのが萩原くんです。

オーナー始め、元気いっぱいの全従業員が髭面イケメンスタッフ達。不必要な接客もなく
純朴な体育会系の接客なのですが、その新鮮さに魅力すら感じ、若さのエネルギーが
眩しく映ります。

ぐるめ誌によれば鹿児島飲食店を牽引するであろうお店として評価も高く曜日に関わらず
カウンター座敷ともに掘り炬燵の5・60名収容できる日々満席状態の店内には、女性客が
多いのも納得させられます。

肝心な料理ですが、器ともにセンスありで飾りっ気ない青年達にしては、味の繊細さも
あり、どれを食べても当たり外れもない美味しさのメニューは、品数豊富で かなり数が
多過ぎます。如何に数を減らし「季節屋」としての、四季に応じ季節感を充実させるかが
現状の「久」を生かしつつも、今後のテーマともなりました。

このような繁盛店なので、私が下手に突っ突く必要もないとも思われますが、「古きを
知り新しきを創造する」私のコンセプトに賛同して頂き、更なる向上を目指すオーナーと
共に、これからの時代のニーズに応えるべく「季節屋・久」のスタッフ達との価値観の
共有を図り、益々の味の進化を遂げて頂きたいと望むものであり、私がお引き受けする
からには、また新たなステージへの感動と創造への確かなステップアップに繋げていき
たいと思っております。

ともあれ、あっと云う間の楽しくも充実した時間を過ごした5日間は、彼らと同じ世代に
戻ったような感覚すら感じさせられ、若さのエネルギーを頂いた次第でございます。

次回のお手伝いが楽しみでもあり、鹿児島に行かれるような機会でもあれば、是非とも
お立ち寄り頂きたい只今旬の 「活きの良い店」 でございます。

             

              季節屋 久  TEL 099-226-1809
         鹿児島県鹿児島市山之口町8-43 ホワイトパークビル2F

 

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       そして、いよいよ3月20日に「夜桜」を生けに鹿児島まで行って来ました。

 

久夜桜.bmp 

久夜桜・3.bmp

                   そして、店内いっぱいに 「満開」

 

久夜桜・2.bmp 

久夜桜・4.bmp

 

     これぞ 「季節屋・久」 若きオーナー沖田君の、お客様への心意気でございます。

     次回は、青葉若葉の時節頃に 「価値観の共有」 に鹿児島まで行って参ります。

 

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