夏の名残り頃に実を結ぶ「菱の実」

2012年10月02日

hisinomi.bmpグロテスクで、まるで「コウモリ&グレムリン」みたいな形これ何だと思います?
この実は「菱(ヒシ)の実」と云い、沼などに生える一年草の水生植物 ヒシの
果実なんです。昔の広島県北一帯の沼でも見かけられたそうですが、農薬などの
水質悪化によりあまり見かけなくなったようで、古来、日本・中国・朝鮮半島・
東南アジアに分布し、最近では 主に九州は筑後&佐賀のクリーク(水郷)辺りで
栽培されています。

 

7月を過ぎた頃から小さく可愛らしい白い花を咲かせ秋9月下旬から10月上旬の頃になれば、葉っぱの下に実を結び、この葉っぱや果実が「ひし型」をしているところからヒシの実と呼ばれ、昔から大切な食料として利用されてたようです。

 

このヒシの実にはプラクトオリゴ糖が豊富に含まれているため胃腸の働きを活発にし、
胃腸を整える効果もあり二日酔いに良いとされてます。さらには体内の有害物を排除する「有機ゲルマニウム」が豊富に含まれている為 ガン予防などにとても効果があるそうで、健康食材としても古来より珍重されております。

 

「やれやれ!この皮ったら凄く堅く!剥くのにおおじょう(広島弁で苦労)します!」
塩茹でした その堅い皮を鋏や出刃包丁で ええやらさっと剥けば、白い実を現わし
味と云えば、慈姑(くわい)と栗を足して2で割ったような味で 珍味なんです!
あまり知られてないようで、大概のお客様が召し上がることが 初めての方が多く
グロテスクな割りには ホコホコとして美味しいなどとも云われ 今週の初の膳では、
夏の名残りの頃に実を結ぶ「ヒシの実の胡麻味噌」を 召し上がって頂いてます。


 

2012-10-02 14:06 | トラックバック(0) | コメント(0)


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