桃の.jpg桃の節句は、五節句のひとつで上己(じょうし)・重三(ちょうさん)などとも呼ばれ、
この日紙雛を川に流し送る"流し雛"が雛祭りの源流と云われ、祓い(はらい)の為の
人形(ひとがた)に供物をささげて、もろもろの凶事をこれに負わせたと申し、
端午の節句と同様に我が子の成長を祈るのです。


雛の膳.jpg             今週の膳は、「桃の節句」をテーマとして 

                  鱒の白桃焼き、菱形真薯
        海老の葛水仙、菜の花と赤貝の辛子酢味噌、、鳥の巣ごもり
          手まり麩味噌汁、お口すすぎは、白酒に桃の花びら。

長かった冬ごもりに終わりを告げ、一斉にすべての生命が芽吹き春の喜びをうたう
雛祭りの膳の向付には「菜の花と貝の酢味噌」が、おきまりの桃の節句の膳を

酒の肴に、酒に桃の花びらを浮かべて雛の酒と洒落込むなどと私達酒徒も

それくらいの風流心と、ひとときを持ちたいものでございますね。

 

2012-02-26 14:13 | トラックバック(0) | コメント(0)

梅見untitled.bmp 「東風吹かば にほいおこせよ梅の花 あるじなしとて 春を忘るな」   菅原道真

 

立春から、およそ一ヶ月間は春とは名のみの寒さ、少し暖かくなりかけては
また急に冷え込むのを冴え返ると申します。それでも一月に比べれば昼が長くなり
日差しも春めいて梅も咲き始め春の気配を感ずる季節でございます。

如月すなわち二月の異名に春に魁けて梅の花を見るので「梅見月」とか「梅月」
などと云い、あちこちで梅まつりの頃ともなります。 京都北野天満宮の梅花祭では
二月二十五日の菅原道真忌にあたり、菅公が愛した梅花の枝を霊前にお供えする

ので「梅花御供」とも呼ばれております。

          

今週の膳は、花暦歳事記「梅見」をテーマとして
 紅白梅花酢かぶ、地鶏ふきのとう味噌煮込み、早春白魚玉じめ、  

 鰆朴葉焼き、壬生菜梅香漬け、揚げ煮梅清し汁、 お口すすぎは、「梅見酒」 です 

 

1梅酒 002.JPG今年も、囲炉裏を囲む欅板の間に天井までの白梅の木を配し、亭内いっぱいに

梅花香る「梅見酒」と洒落込み「早春の味」を、ごゆるりとお楽しみ下さいませ。

 

因みに、毎年恒例 「夜桜」 は、3月26日(月)~4月7日(土)を予定致おります。

 

2012-02-16 12:44 | トラックバック(0) | コメント(0)

2月4日「早春の和太鼓・土井裕文の世界」のイベント告知期間が短かったにも
関わらず、即座「大入り満席御礼」の多数ご来亭いただきましたお客様には誠に
ありがとうございました。しかし乍お席にも限りがございますれば、ご鑑賞いただ
けませんでした多くの皆様方には大変申し訳なく存じております。

 

古来より受け継がれた繊細かつ躍動感ある和太鼓&篠笛そして唄&踊りの饗宴。
聴くというよりも音を体で感じると云うか、太鼓の躍動が足元から五臓六腑に響き
渡り、春を迎える喜びとともに立春の宵に邪気が払われた思いでございました。

 

伝統を踏まえながらも未来に向けて奏で打ち込む和太鼓奏者・土井裕文さんの
「熱き想い」と「この感動」を、より多くの皆様に体感して頂ければと「太鼓本舗
かぶら屋」さんのご協力を得て、お気軽な「早春太鼓・如月らいぶ パートⅡ」を
企画して頂きました。

 

自信を持ってお奨め致します 亭主イチオシの「早春和太鼓らいぶ」でございます。
皆様お誘い合わせの上、ご予約ご来亭を心よりお待ち申し上げます。 亭主合掌

 

          

       早春太鼓 「如月らいぶ」 in 爐談亭
              

            「土井裕文+たまてばこ」

           

           伝統的な楽器である太鼓・笛・鳴物の音色。
           四季を彩り伝えられてきた日本の芸能の優しさ。
           広島を中心に活動する和太鼓奏者・土井裕文が、
           構成し奏する新しくも懐かしいひとときを
           早春をテーマに伝統的な曲、創作曲を織り交ぜ
           幻想的な和蝋燭のほの灯りで ご披露致します。
           和太鼓が彩る「渾身の躍動感」をお楽しみ下さい。

                   

                    演奏演目予定

           【春駒・早春賦・八丈島太鼓・金色のライオン】等

 

土井「太鼓」.jpg            プロフィール http://kaburaya.net

                     http://doitaro.blog52.fc2.com/

 

         出演  / 和太鼓奏者 土井裕文・伊藤嘉純・頼常智子

 

         日時 / 平成24年2月19日(日曜 ) 昼夜2回公演
         会場 / 爐談亭・広島市中区胡町2-23 うえだやビル2階
         会費 / 3.800円 (鑑賞料+早春松花堂弁当&ワンドリンク込み)

         定員 / 昼夜各席 35名様のご予約のみとさせて頂きます。

 

             ■ 昼席・演奏スケジュール
             開場     1:30 ご入場順にお席決定
             開演 (1部) 2:00 演奏 (30分)
             休憩     2:30 お食事休憩 (40分)
             演奏 (2部) 3:10 演奏 (30分)
             終演     3:40 お開き予定

             

             ■ 夜席・演奏スケジュール
             開場     5:30 ご入場順にお席決定
             開演 (1部) 6:00 演奏 (30分)
             休憩     6:30 お食事休憩 (40分)
             演奏 (2部) 7:10 演奏 (30分)
             終演     7:40 お開き予定 

      

     ご予約・お問い合わせ /  K.A.B Company (太鼓本舗かぶら屋事務所)

                    082-509-0320 及び 爐談亭 082-247-1378

     

     尚、19日の当日予約は、PM1時までにお電話頂ければお受け致します。 

                    090 1687 1897 (土井)

2012-02-15 14:45 | トラックバック(0) | コメント(0)

雪国秋田県の横手市では、今年は2月15日の晩にかまくら(釜をふせたような形)を
作り、正面の祭壇には(おすずさま)と呼ぶ水神様を祀り、餅や甘酒等の供物を供えて
お灯明を灯し、子供達は餅を焼いて食べたり甘酒を温め、めらし(女の子)は土製の
頭を串に付け色紙の着物を着せた「串あねこ」と呼ぶ姉様人形で遊びます。

 

 今週の膳は、春を待つ「かまくら」をテーマとして
  小蕪と鴨のかまくら蒸し、干し菊ぜんまい胡桃和え
  角館鮭の豆腐巻き、挽き割り納豆鮪、水神なます
  秋田だまっこ汁、 お口すすぎは 甘酒 です。

 

昔から飲み水の乏しかった この地方の忌屋(いみや)即ち水乞いの風習だそうで、
400年以上の歴史を持つ「かまくら」に あかあかと灯った お灯明は雪中に映えて、
全国でも有名な雪国の幻想的で詩情豊かな民俗行事です。 今週は、春を待つ

秋田の郷土料理でございます。

 

2012-02-13 12:20 | トラックバック(0) | コメント(0)

古く昔の女性は綿から糸を紡ぎ、いろいろに染めて機織りにかけ織り上げることが
最上の任務であり、さらにその布を裁断して種々の着物に縫い上げることは更に
大切なことでしたようです。その意味から針の神(淡島様)を祭り、針に感謝する
この針供養の行事は 関東では二月八日、関西は十二月八日に行われますが、
全国的には二月八日が多いようです。 

 

その日には針仕事を慎んで針を休め、一年間に使い古した折れた針を柔らかなもの
豆腐や蒟蒻に刺して休めると云って淡島様の神前に供えて供養し、併せて裁縫の
上達を祈念致しました。最近の家庭では針を使う事も稀で針供養はされないようで
洋裁&和裁学校位でしょうかね。この針供養の習わしは、すべてを手で縫っていた
頃の古風ゆかしき早春の針供養の行事でございます。

 

 今週の膳は、早春の習わし「針供養」をテーマとして
  針供養空也豆腐、畑菜の初午辛子和え
  早春鱒笹寿司、如月飯蛸、霜降り笹身酢
  山家酒粕汁、 お口すすぎは 針柚子 です。

 

如月飯蛸 (きさらぎ・いいだこ)
立春を過ぎれば 暦の上では春。いわゆる早春と云われる如月には「飯蛸」の
美味しい季節ともなり、胴の中の卵巣が米粒のようなので飯蛸とよばれます。
私達酒徒にとって、早春の酒の肴には堪えられなく 口中で海の香と酒が
渾然一体になり、至福の時が訪れます。

2012-02-05 14:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
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