今年も又、隣の家の柿の木に、一粒の柿の実が残されました・・・
残された一粒の柿の実が、向こう一年間 柿の木を守り、来年も たわわに柿の実が
実りますようにと願う習わしを「木守り」と申します。 冷え始めました寒空に柿の実
一粒を見上げておりますと その風情は何となく静かで、どこか寒々と侘しさをも感じ
られますが、ものは考えようで向こう一年間 柿の木を守る訳ですから力強さも感じ
られますね!と云う意味合いも含んでおるようです。 地方によっては柿の実二粒を
残すそうで、一粒は木守りの為。 もう一粒はカラスにくれてやるのだそうです。 


 今週の初の膳/酒の肴膳は、「木守り」をテーマとして
   鰆初雪焼き、木守り柿なます
   山芋とんぶり、山家牛芋っ子煮、いぶりがっこ
   蕎麦米山里汁、お口すすぎは、柿茶でございます。

 

11月8日は立冬を迎え暦の上では冬となりますが、晴れても日差しは何となく
弱々しく、思い出したようにハラハラと時雨が通り過ぎて行く頃は、ともすれば
人の心も荒みがちになります。こんな時には一つの火を囲み、身も心も暖め合う
鍋と炉端の酒席は、くつろぎの中に心通わせる冬の知恵のひとつでございましょう。 

 

さて これからの爐談亭は、次第に酒席の主題は「火」へと移り、炉端の炭火と
温かい燗酒、出回り始めた初冬の味覚に、一服の温かさを差し上げたく思います。

 

2011-11-28 12:58 | トラックバック(0) | コメント(0)

 秋深まる候、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。  さて、四季の微妙

移りゆきに鋭敏な感覚を学びながらも、季節に折目をつけてお客様を迎え従事者ともどもに未熟ながらも心をつくし 一期一会のおもてなしに努めて「光陰如矢」気がついてみれば早くも 本年十一月二十五日をもちまして 三十周年を迎えます。

 

 お客様の心を我が心に、甘酸鹹苦辛の五味を越えた真味、即ち「また食べたい」と感じていただける後味を目指して努めること。それが「爐談亭のおもてなしの味」と考え、天地の恵みに感謝しつつ味わう「四季恵み素材の味」 何よりもまして「お客様のもう一味」が 加わってからこその 「三味一体、炉に満つる」  爐談亭でございます。 

 

つきましては 昨今の不況を吹き飛ばさんが如く 下記の通り「三十周年の宴」を催したく ご多忙の所 身勝手ながらも、ご一緒に祝ってやって戴ければ幸せに存じます。 

 

          

          「 三味爐満会 」 

 

     この期間中のみ身勝手ながら、会費八千円とさせて戴きます。

  【 初の膳/お造り彩合わせ/三味爐満鍋/吹寄せ祝膳/水菓子/飲み放題 】
     そして、心ばかりの松の葉(お土産)を ご用意致しております。

                   

                    お献立

            

                 初の膳 「三味」
           真魚鰹笹香焼き、百合根まんじゅう
            紅白寿寄せ、ほたて貝柱いくらぬた
              舞茸松の実したし、  三色汐汁
               お口すすぎは、朱杯菊酒でございます。

     

                 お造り彩合わせ
              鯛昆布締め柚子釜 

                かんぱち柚香味噌
                   名物自慢しめさば

     

                  三味爐満鍋  
         猪つくね、葱とろつみれ、下仁田ねぎ白菜巻
                 養老味噌仕立て
 
                吹き寄せ祝い膳  
         比婆牛蒸し焼き、 真鴨味酒蒸し洋梨
            たらば出し巻き、 海老と柿の山葵醍醐

     

         飯物            水菓子
          鯛そぼろ蒸し寿司    栗彩あいすくりーむ

 

 

        

       三十周年の宴を彩るアーティスト

 

   この期間中では下記のアーティストをゲストに迎え三十周年の宴を盛り

   上げて戴きます。 〔 開場 PM6:00 / 開演 PM8:00 (演奏30~40分間) 〕

   尚、お食事は、演奏時間前後に ごゆっくりと飲食していただきます。

 

              11月21日 篠笛奏者 【 梶川純司 】

 

KAJIKAWA.jpg

   http://blog.goo.ne.jp/kazeno-ie/e/e958c96e06a4cf9d84649546eaf3e99b
 

   活動の拠点を湯来に置き、若手演奏家の発掘、育成、自立活動をめざし
   「朴風の家」音楽集団を主宰。自然の中での人間の営み、ふるさと
   そして環境保護をテーマに活動している 「篠笛&フルート」 の演奏家です。


       

            11月22日/23日 馬頭琴奏者 【 セーンジャー 】

                セーン.jpg                http://senjiya.net/profile.html

   

     活動の拠点を日本と北京に置き活躍。モンゴル大草原に生まれ育ち、
     ロマン溢れる若きアーティストの音色は、まさにモンゴルの大草原を
     彷彿とさせ、日本人の私共にとりましても何処か懐かしい旋律と共に
     必ずしや皆様方にも感動して頂けるものと確信致します。


   

        11月24日/25日/26日 津軽三味線奏者 【 川本高虎 】 

       TAKATORA.gif

              http://www5c.biglobe.ne.jp/~toranome/

   

     大阪アイビーバンと所属契約。現在津軽三味線ソロ活動はもとより
     ジャンルを超えてのコラボレーションを重ねながら新しい音楽創造に
     取り組んでいる。 三味一体の糸が醸し出す 躍動感溢れる演奏を

     お楽しみ下さい。 ( 津軽三味線のみ 8:00&10:00 2回演奏 )

 

    お席に限りがございますので、初めてご来亭下さるお客様方もお気軽に
    ご予約ご来亭下さいますようお願い申し上げます。  亭主合掌

 

2011-11-15 13:46 | トラックバック(0) | コメント(0)

えびす〈夷〉は、七福人の一神として大黒と共に財福をさずける福の神として
最も知られておりますが、古くこの語は〈えみし〉とともに異民族を意味する通称で
あったようです。日本には海の彼方に神霊、常世の国があるとする古い信仰があり、
もとは漁民信仰から出た渡来異国神と云う観念に支えられた神が転じて海運守護
更には商売繁栄の神として中世より広く信仰されるに致りました。

えびす講は、もとは同業者、同地区商人が商売繁盛を祈り、神人共食の宴を持つ
集まりだったらしく、商人の一年の不当の利を神に謝する安値の大売出し(今で云う
バーゲンセール)の行事を誓文払い〈せいもんばらい〉と申したそうで、この習わしが
「夷講」として現在に至り、商売繁盛の「えびすさん」として親しまれております。
 
 今週の初の膳/酒の肴膳は、「夷講」をテーマとして
  かき恵美須大黒焼き、小判鴨ひりょうず
  鯛かぶら、えべっさん膾、熨斗がつお
  大福味噌汁、 お口すすぎは、蕪葉 でございます。

数ある広島での代表的な祭りとして、年の最後を飾る「夷講」は、「二十日えびす」とも
云われ 18日から20日まで催され、来年こそは景気回復なりますようにとお参りする
のでございます。 この週は商売繁盛の「縁起物料理」を お楽しみ下さいませ。  

さて、この「えびすさん」の同じ町内にあります当亭も、いよいよ今月二十五日には
創業「満三十周年」を迎えさせて戴きます。 詳しくは下記の「満三十周年の宴」を
ご覧いただければ嬉しく存じます。

 


 

2011-11-12 12:51 | トラックバック(0) | コメント(0)

いつの間にか朝晩は冷えびえとして温かい温もりが恋しい時候となりました。十一月
八日は立冬を迎え、二月の節分までが暦の上での冬となります。立冬は冬の気候に

入る初めの日であって、いわゆる冬の気配が立ち始める訳でございます。実際には

野山もまだ秋の装いで秋の気配がまだまだ残っていますが、朝夕などは寒冷が加わ

って冬は迫って参ります。夜などはいわゆる夜寒むを感じ風邪を引きやすい季節とも

なりますので、くれぐれも注意が肝要かと存じます。

 今週の初の膳/酒の肴膳は、「初冬」をテーマとして
  山家胡麻豆腐炉辺味噌、 秋鮭のすぐきおろし
  焼地鳥納豆和え、煎り銀杏、春菊穴子なます
  紅葉なめこ汁、お口すすぎは針柚子でございます。

初冬の今宵は、炉端の炭火と温かい燗酒、出回り始めた冬の味覚に、一服の温かさを差し上げたく存じます。

2011-11-06 22:34 | トラックバック(0) | コメント(0)
Copyright (C) 2008 rodantei. All Rights Reserved.