二十日は彼岸の入り 九月二十三日は秋分の日であり、彼岸の中日にあたり、
お彼岸を過ぎる頃ともなれば、朝夕は涼しく一段と凌ぎやすく秋を感じ始める
時節ともなりす。又、この頃降る雨は長雨になりやすく 秋雨前線が停滞し
梅雨に似た気象配置で、これに台風の接近がある等この時節の長雨を「秋霖
しゅうりん」とか「秋ついり」と云いますが、例年に比べ一段と凌ぎやすくなり

始めた今年は、いち早く秋の日一天雲なく晴れ渡ったさまを見ることが出来そう

ですね。

 

今週の初の膳(酒の肴膳)は、「秋色」をテーマとして
  秋刀魚の梅煮、栗せんべいと焼湯葉、揚出し山芋
  吹き寄せ山家金平、秋鮭と秋大根砧巻きの胡麻酢
  大徳寺納豆汁、 お口すすぎは、胡桃 です。

 

いよいよ絶えまなく秋の食材が出回り始め、食欲の秋を迎えます。今週は秋の
気配を感じていただく「秋色」の膳でございます。

2011-09-23 14:52 | トラックバック(0) | コメント(0)

彼岸花

2011年9月23日

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自然の節理とは不思議なものですね。秋のお彼岸の頃になれば、
気候の変化にも関わりなく 指折り数えて彼岸を待ってたかのように
決まって庭の一角に、赤と白の「彼岸花」が咲き始めました。

白い彼岸花は、鍾馗水仙(しょうきずいせん)と彼岸花の交雑種だそうで
何とのう怪しい雰囲気とともに 何故か妖艶さをも感じさせられます。

彼岸花には「リコリン」という毒があるので、子供がそれに触らないようにとか
昔から生花にするものではないとか云われて敬遠されていましたが、
毎年この頃には 当亭の厠(かわや)に生けて、秋の訪れを楽しんでおります。

2011-09-23 12:03 | トラックバック(0) | コメント(0)

今年の敬老の日は九月十九日。その週をシルバーウィークと呼ばれる
ようになりました。 さて、お婆ちゃん子であった私の幼い頃には
今は亡き祖母から色々な「昔話」を聞かせて貰ったものですが、
中でも「姥捨て山」の話は、いつも私を可愛がってくれるお婆さんを
何故に山に捨てに行かなければならないのか、不思議に思ったり
自分が老人になった時の事を心配したものでございます。
その時代は生活苦から老人を山に捨て、老人もそれを得心ずくで
捨てられると云う「楢山節考」の話しは子供心に抱いていたことよりも
もっと残酷で悲惨な制度であったようでございます。
今の時代は ご老人を大切にする色々な制度がありますが、
私達の日常生活にも、いわゆる「姥捨て山」の無き様に心掛けたい
ものでございますね‥‥

 

今週の初の膳(酒の肴膳)は、「敬老」をテーマとして
  鱚の養老柚香焼き、秋林檎と蒸鳥の白和え
  萩海老しんじょ、里芋磯辺和え、茗荷かも田楽
  しめじ汁、 お口すすぎは、小梅と結び昆布
 
さて今週の当亭は、敬老の日に因んで「敬老の膳」
古来より、御老人のことを「萩の花」 に例えられます。
枝を曲げ垂れ下がり咲き誇る萩の花を
腰を曲げられるお年寄りの姿に写したものでしょうね。
その萩花の姿を写した「萩しんじょ」を 始めとして
ご老人の白髪がごとくの「林檎と蒸鶏の白合え」
また敬老の日の長寿をお喜びして「鱚の養老柚香焼き」
更には「茗荷鴨田楽&里芋磯辺和え」そして「しめじ汁」など
お年寄りにも優しく口当り良き献立をご用意致しました。

 

今週は、常日頃お世話になっている「お爺ちゃんお婆ちゃん」と
ご一緒にお立ち寄り頂ければ嬉しゅうございます。

2011-09-18 13:16 | トラックバック(0) | コメント(0)

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中秋の名月とは陰暦八月十五夜の満月を申し、今年は九月十二日にあたります。
月の前に秋の七草を飾り [ 団子,柿,芋,酒 ]を 供えて名月を賞でるのが月見の宴

で ございますが、古人は冴え渡る月の光を心行くまで鑑賞するために、総ての

明かりを消したものと申します。古来よりこの夜 月を賞するに衣被(きぬかづき)を

三方に盛って供える風習から 中秋の明月を一名 「芋名月」と呼び里芋や柿を

供え、これに対して陰暦九月十三夜の月を「栗名月、豆名月」といい、栗や大豆を

供えて月を賞でます。今週は、十五夜や十三夜にお供えする食材を使った「お月見」の膳でございます。

 

  今週の初の膳/酒の肴膳は、「月見」をテーマとして
   鯛栗の月色蒸し、秋茄子と茶豆の胡麻和え
   叢雲の月とろろ寄せ、柿なます、里芋松笠焼
   月見団子汁、 お口すすぎは、にごり酒 でございます。

 

因に「叢雲(むらくも)の月」とは雲で見え隠れする月のことで、何と風情ある表現

ですね。今週では、亭内板中央に設えます昔ながらの月見飾りに、今ではあまり

見かけられなくなった「お月見の風情」と、出回り始めました「秋の味覚」を お楽し

み下さいませ。

 

2011-09-11 04:05 | トラックバック(0) | コメント(0)

広島は、全国でも有数の酒処です。温暖な瀬戸内の気候風土に育まれ
コク、旨みを併せ持ちながら潔いキレの良さは、お料理との相性を
より引き立てるものでございます。当亭では、その味わいのみならず
造り手の思いも伝わってまいります広島地酒に限定し、季節の移ろう
テーマにより厳選し、お奨め致しております。

 

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さて秋の酒「ひやおろし」とは、冬季に醸造したあと春から夏にかけて
涼しい酒蔵で貯蔵・熟成させ、 気温の下がり始める秋に瓶詰めして
出荷する酒のことですが、その折りに加熱殺菌をしない「冷や」のまま
大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷 したことから冷卸(ひやおろし)と
呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。

 

■ 爐談亭 厳選 「ひやおろし利き酒セット 5種」
<今注目される魂志会5蔵の ひやおろし飲み比べ> 

 

・天寳一 (福山・神辺) 「純米五百万石 秋上がり」
・賀茂金秀 (東広島・黒瀬) 「特別純米 秋の便り」
・宝剣 (呉市・仁方) 「純米ひやおろし 白ラベル」
・雨後の月 (呉市・仁方) 「純米吟醸ひやおろし 千本錦」
・富久長 (東広島・安芸津) 「吟醸ひやおろし 秋桜」

 

■ 爐談亭 厳選 「ひやおろし利き酒セット 3種」
龍勢(竹原)<米違い3種の ひやおろし飲み比べ>

 

・雄町ひやおろし・山田錦ひやおろし・八反錦ひやおろし

 

朝夕に秋の気配が漂い始めたとは云え、日中はまだ残暑の残る初秋に
出揃いました「ひやおろし」で一服の涼を、ごゆるりとお楽しみ下さい。

2011-09-08 12:57 | トラックバック(0) | コメント(0)

重陽は五節句の一つで 九の数は陽の極みであり、陽が二つ重なる故に重陽とし
又、九が二つ重なるゆえ九月九日を重九(ちょうきゅう)とも云われ、更に重九は、
長久(ちょうきゅう)に通じるので目出たい極みとされ、不老長寿の意から祝った
のでございます。重陽節は、もとは中国に端を発し、わが国では平安時代より
宮廷の行事として取り行われ詩歌を成して菊の宴が開かれ、民間では菊人形の
見世物などが行われました。

 

  今週の初の膳 酒の肴膳は、「重陽の節句 」をテーマとして
   菊花小蕪鴨詰め、烏賊の緑酢和え、利休栗、
   蓮芋と海老の山家煮、初さんま幽庵焼き、
   青海波清し汁、 お口すすぎは「菊酒」でございます。 

 

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陰暦にすれば、菊の盛りなので菊の節句と称し、菊の花びらを浮かべて酒を飲む
と云う菊酒は邪気を払い命が延びるといわれ、又この頃は栗も出まわるので栗の
節句とも称され、栗飯を食べたり致したそうでございます。

 

尚、9日の「重陽の節句」には 「栗めし」をご用意し、皆様をお待ち申しております。

 

2011-09-04 13:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
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