田植えどき 5月16日(月)~21日(土)

2011年5月15日

暦の上では立夏も過ぎ、春色はあせ爽快な夏の気配が立ち初める季節、
いわゆる晩春初夏と云うくらい良き時節でございます。色々の花が次々に
開き新茶は香り、草木は驚く程に伸びてゆく頃「田植」が始まります。
稲は苗代を作り八十八夜前後に本田に移し、そして田植えを致します。
この頃、田んぼに水を入れますが、雨が少ないと困りますので、雨乞いと
豊作を祈願し笛や太鼓を打ち鳴らして「花田植」を唄い舞ったと申します。
昔の県北一帯は魚の乏しい所であったようで、中国山地を越えて「わに(鮫)」や
「塩鯖」が送られて来ました。今週は県北は山郷の郷土料理でございます。

 

今週の初の膳 酒の肴膳は、「田植えどき」をテーマとして
  さんばい、田植え鯖のちしゃもみ、家猪梅焼酎煮、
  わにと瓜の木の芽辛子酢味噌、山里切干し大根炊き、
    早乙女汁、 お口すすぎは 焼米茶 でございます。

 

さんばい.jpg昔の県北では田植えの頃になれば、田んぼの畦道に何故かしら栗の枝を
2・3本挿し、山から「さんばいさん」と称される「田の神さん(太陽と
土と水の神)」をお迎えし、田植えが無事に終わり秋には沢山の米が実り
ますようにと「さんばい」と云う料理を供え、豊作を祈願したそうで
ございます。この「さんばい」とは、黒豆入りの素朴なおこわを青い朴葉に
包んだもので、その謂われは定かではありませんが、素朴で味わい深い
「言い伝え料理」です。ともあれ、その習わしも現在では見かけることも
少なくなったようですが、田植が済んだ見渡す限りの青い毛せんを敷きつめた
ような静かな田園風景を目に致しますと、何となく心が豊かに安まるもでござ
いますね。

 

 

2011-05-15 13:55 | トラックバック(0) | コメント(0)


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