御斎 3月7日(月) から 12日(土)

2011年3月06日

御斎(おとき)の称呼は、寺々に集まった在家信者に供される食事(精進料理)の
ことを申します。精進料理の古い様式が今に伝わってるのは、三月十二日の
東大寺で行われるお水取り(修二会)で有名な二月堂で「こもりの僧」が、
精進潔斎するときの食事ではないでしょうか。

 

春とは云え早春のさえ返る寒さの僧房で、紙衣の求道僧が素朴な食器で、
食事礼法に法り行儀正しく食事を摂る様は、平成の時代とは思えない厳しさと
鋭さを感じさせられます。

 

  今週の膳は、「おとき」をテーマとして早春の山里精進料理です。
  若布豆腐ほのお人参、土筆と山うど胡麻酢、茶そば磯巻き
  牛蒡束紫焼き、蕗の薹&湯葉昆布揚げ、三月大根梅花汁
  お口すすぎは 干し柿 でございます。

 

当亭は決して精進料理の店でもなく年間52週替わりの味暦歳事記の内2週が
精進料理なのですが、もう1週は盆が過ぎた頃の初秋の「送火」がございます。
さて21日は春のお彼岸です。私達も年に一・二度は心を澄まし、清らか気分で
精進料理を酒の肴に賞味しながら祖先を憶い、自分を振返る一刻が欲しいもの
でございますね。

2011-03-06 14:04 | トラックバック(0) | コメント(0)


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