通常 スーパーや量販店などで見かける「ししゃも」は、「カペリン とか キュウリ魚」とか云うカナダや北欧辺りの輸入物が ほとんどですが、知っとりんさったかの!? 国産の本物と云われるししゃもについても「若ししゃも」と「完熟ししゃも」に分けられます。

 

ししゃも漁は大平洋沿岸の特定の地域で10月から約2ヶ月間ですが、漁が始まった頃の「若いししゃも」は、まだ「エサ」を食べていますので 苦味があり 焼くとお腹が割れ「脂ししゃも」とも云われています。その後ししゃもは、成長を続けてゆき、産卵の時期に入りますと「エサ」を求めなくなり、メスは、卵が満腹になり「完熟ししゃも」になるんじゃそうで、北海道は 鵡川に代表されます。ししゃもは、雄の群れと雌の群れが別行動してるそうで、産卵時期が近づくと鵡川河口辺りに集まり、そこで「合コン」してるところを、とっ捕まえるんじゃそうですよ!

この完熟ししゃもは、全体の一割とも云われ 捕れる期間は11月の中旬前後のわずか一週間。その完熟の素材を厳選し、旨味の出る5分干しに仕上げ 急速冷凍し 味の保存をしたのが、『旬と云われる完熟ししゃも』で、当亭では その雄と雌を食べ比べてもろうちょります。 雌は勿論のこと、まったりと脂が乗った雄は酒の肴には堪えられません。 しかしながら最今の異常気象&密漁により、ここで数年は例年より若干遅れでお楽しみ頂く事になりました。

2010-11-29 15:48 | トラックバック(0) | コメント(0)

今年も又、隣の家の柿の木に、一粒の柿の実が残されました・・・
残された一粒の柿の実が、向こう一年間 柿の木を守り、来年も たわわに柿の実が
実りますようにと願う習わしを「木守り」と申します。 冷え始めました寒空に柿の実

一粒を見上げておりますと その風情は何となく静かで、どこか寒々と侘しさをも感じ

られますが、ものは考えようで向こう一年間 柿の木を守る訳ですから力強さも感じ

られますね!と云う意味合いも含んでおるようです。 地方によっては柿の実二粒を

残すそうで、一粒は木守りの為。 もう一粒はカラスにくれてやるのだそうです。 


 今週の初の膳/酒の肴膳は、「木守り」をテーマとして
   鰆初雪焼き、木守り柿なます
   山芋とんぶり、山家牛芋っ子煮、いぶりがっこ
   蕎麦米山里汁、お口すすぎは、柿茶でございます。

11月7日は立冬を迎え暦の上では冬となりますが、晴れても日差しは何となく

弱々しく、思い出したようにハラハラと時雨が通り過ぎて行く頃は、ともすれば

人の心も荒みがちになります。こんな時には一つの火を囲み、身も心も暖め合う

鍋と炉端の酒席は、くつろぎの中に心通わせる冬の知恵のひとつでございましょう。 

さて これからの爐談亭は、次第に酒席の主題は「火」へと移り、炉端の炭火と

温かい燗酒、出回り始めた初冬の味覚に、一服の温かさを差し上げたく思います。

2010-11-29 15:29 | トラックバック(0) | コメント(0)
 画像 040.jpg                   三味一体の糸が醸し出す「川本高虎 津軽三味線の世界」

 

四季の微妙な移り行きに鋭敏な感覚を学びながら、季節に折目をつけて、

お客様を迎え、従事者ともどもに未熟ながらも心をつくし一期一会のおもてなしに

努めて「光陰如矢」気がついてみれば、早や本年11月25日をもちまして

満二十九年の月日が流れ去ろうとしております。 お客様の心を我が心に、

甘酸鹹苦辛の五味をこえた真味、即ち「また食べたい」と感じていただける

後味を目指して務めること、それが「爐談亭のおもてなしの味」と考え、
天地の恵みに感謝しつつ味わう巡りめく「四季の恵みの素材の味」、何よりもまして
「お客様の、もう一味 」が加わってからこその「三味一体」の爐談亭でございます。

 

「三味」 津軽三味線の宴 11月22日〔月〕 から 27日〔土〕までの5日間
    津軽三味線演奏 PM8:30&10:30 (約30分・2回演奏) 

 尚、23日(火曜日・祝祭日)は演奏をお休みさせて頂き平常営業致します。

       

今週の初の膳/酒の肴膳は、「三味」をテーマとして
   鯛昆布締め柚子釜、真魚鰹笹香焼き
   百合根鴨まんじゅう、辛子明太子寿寄せ、
   舞茸松の実したし、二色清し汁、
   お口すすぎは 朱杯菊酒でございます。

三味爐満鍋   猪つくね&葱とろつみれ&下仁田ねぎ白菜巻、養老味噌仕立て

吹き寄せ祝い膳  初冬大根鴨くずあん、鯛そぼろ蒸し寿司
            地鶏きも味噌焼き、広島菜漬さらだ
            海老柿山葵醍醐、利休栗茶巾しぼり

水菓子 栗あいすくりーむ

誠に身勝手乍ら「津軽三味線の宴」のみ、上記お料理&津軽三味線鑑賞料を

含む 五千円(税込み・お飲物別)の会費とさせて頂きます。本年も毎年恒例の

三味一体の糸が醸し出す「川本高虎 津軽三味線の世界」を  心ゆくまでお楽し

み頂けますれば嬉れしゅう存じます。 ご予約はお早めにお待ち致しております。

 

ご予約お問い合わせは、広島・胡町 「爐談亭」 080-247-1378

2010-11-20 21:16 | トラックバック(0) | コメント(0)

えびす〈夷〉は、七福人の一神として大黒と共に財福をさずける福の神として
最も知られておりますが、古くこの語は〈えみし〉とともに異民族を意味する通称で
あったようです。日本には海の彼方に神霊、常世の国があるとする古い信仰があり、
もとは漁民信仰から出た渡来異国神と云う観念に支えられた神が転じて海運守護

更には商売繁栄の神として中世より広く信仰されるに致りました。えびす講は、もとは

同業者、同地区商人が商売繁盛を祈り、神人共食の宴を持つ集まりだったらしく、

商人の一年の不当の利を神に謝する安値の大売出し(今で云うバーゲンセール)の

行事を誓文払い〈せいもんばらい〉と申したそうで、これが夷講として現在に至っております。
 
 今週の初の膳/酒の肴膳は、「夷講」をテーマとして
  かき恵美須大黒焼き、小判鴨ひりょうず
  鯛かぶら、えべっさん膾、熨斗がつお
  大福味噌汁、 お口すすぎは、蕪葉 でございます。

数ある広島での代表的な祭りとして、年の最後を飾る「夷講」は、18日から20日まで
催され、来年こそは景気回復なりますようにとお参りするのでございます。

2010-11-15 15:13 | トラックバック(0) | コメント(0)

いつの間にか朝晩は冷えびえとして温かい温もりが恋しい時候となりました。十一月
七日は立冬を迎え、二月の節分までが暦の上での冬となります。立冬は冬の気候に

入る初めの日であって、いわゆる冬の気配が立ち始める訳でございます。実際には

野山もまだ秋の装いで秋の気配がまだまだ残っていますが、朝夕などは寒冷が加わ

って冬は迫って参ります。夜などはいわゆる夜寒むを感じ風邪を引きやすい季節とも

なりますので、くれぐれも注意が肝要かと存じます。

 今週の初の膳/酒の肴膳は、「初冬」をテーマとして
  山家胡麻豆腐炉辺味噌、 秋鮭のすぐきおろし
  焼地鳥納豆和え、煎り銀杏、春菊穴子なます
  紅葉なめこ汁、お口すすぎは針柚子でございます。

初冬今宵は、炉端の炭火と温かい燗酒、出回り始めた冬の味覚に、一服の温かさを

差し上げたく存じます。

2010-11-08 15:16 | トラックバック(0) | コメント(0)
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