一服の涼 「蓮見」 7月26日(月)~31日(土)

2010年7月20日

 

グラス 018.jpg

夏の盛りに、香りある美しい花をつける蓮の花弁は、十六枚が普通で朝開いて
夕方閉じるを三日繰り返し四日目には散ってしまいます。暁闇を破って "ぽん
ぽん"と音がするが如くに咲く蓮の花は、一瞬の気高い薫りに酔い、浮葉巻葉の
間から先き競う蒼々たる花を賞する蓮見の風流心。

 

  今週の初の膳 酒の肴膳は、「蓮見」をテーマとして
   心太蓮葉酢、新蓮根せんべい、おなす鰊
   蓮芋と椎茸のあいまぜ、地鶏ずんだ焼き
   じゅんさい梅汁、 お口すすぎは 蓮茎 でございます。

古人は早朝に蓮を愛でて涼をとるなどと その風流心をお持ちのようでしたが、
現代人の私達は中々そのゆとりもなく、蓮畑も身近には消えつつありますね。
せめて今週の爐談亭では、畳一畳の蓮畑を設え一服の涼を差し上げたく存じます。

 

鶴 021.jpg

この蓮花&蓮葉は岩国から取り寄せますもので、夜咲くはずもない蓮花は亭主独自

の手法で咲かせたものでございます。今週の26日(月)から 31日(土)まで 日々

替わる蓮花と、風流「象鼻酒」を心行くまで お楽しみ下されば嬉しゅうございます。

 
象鼻酒2.jpg

象鼻酒 とは、蓮の茎には蓮根と同じ穴が開いており、蓮の葉を漏斗代わりに

冷酒を注ぎ、茎から滴れ流れ出る清涼感溢れる蓮香の薫る酒を爽やかに味わい、

涼しさを楽しみむものでございます。その姿が、象の鼻に似ている所から「象鼻杯」

とも云われ、3世紀頃の古代中国では象鼻酒を飲めば3年寿命が延びるとし、

客をもてなす最高の味わい方とされ、岩国の古き茶道文献にも残されております。

 

今週は夏の花歳時記 「蓮見」 にて、一服の涼しさをお楽しみ下さい。 亭主合掌

 

舞妓 002.jpg

 28日は京都より広島出身の舞妓さん来亭 「蓮見の舞」を ご披露して頂きました。

 

舞妓 004.jpg

       白髪のお客様の御髪が少し邪魔ですが、ごめんなさい。 

2010-07-20 14:41 | トラックバック(0) | コメント(0)


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