木守り

2009年11月30日

今年も又、隣の家の柿の木に、一粒の柿の実が残されました・・・
残された一粒の柿の実が、向こう一年間 柿の木を守り、来年も たわわに柿の実が
実りますようにと願う習わしを「木守り」と申します。 冷え始めました寒空に柿の実

一粒を見上げておりますと その風情は何となく静かで、どこか寒々と侘しさをも感じ

られますが、ものは考えようで向こう一年間 柿の木を守る訳ですから力強さも感じ

られますね!と云う意味合いも含んでおるようです。 地方によっては柿の実二粒を

残すそうで、一粒は木守りの為。 もう一粒はカラスにくれてやるのだそうです。 
 
  今週の初の膳/酒の肴膳は、「木守り」をテーマとして
   鰆初雪焼き、木守り柿なます
   山芋とんぶり、山家芋っ子煮、いぶりがっこ
   蕎麦米山里汁、お口すすぎは、柿茶でございます。

晴れても日差しは何となく弱々しく、思い出したようにハラハラと時雨が通り過ぎて

行く頃は、ともすれば人の心も荒みがちになります。こんな時には一つの火を囲み、

身も心も暖め合う鍋と炉端の酒席は、くつろぎの中に心通わせる冬の知恵のひとつで

ございましょう。  さて これからの爐談亭は、次第に酒席の主題は「火」へと移り、

炉端の炭火と温かい燗酒、出回り始めた初冬の味覚と、一服の温かさを差し上げたく

思います。

2009-11-30 14:52 | トラックバック(0) | コメント(0)


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