月見

2009年9月28日

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仲秋の名月とは陰暦八月十五夜の満月を申し、今年は十月三日にあたります。

月の前に秋の七草を飾り[ 団子,柿,芋,酒 ]を供えて名月を賞でるのが月見の宴で

ございますが、古人は冴え渡る月の光を心行くまで鑑賞するために、総ての明かりを

消したものと申します。古来よりこの夜 月を賞するに衣被(きぬかづき)を三方に盛って

供える風習から 仲秋の明月を一名 [ 芋名月 ]と呼び里芋や柿を供え、これに対して

陰暦九月十三夜の月を「栗名月、豆名月」といい、栗や大豆を供えて月を賞でます。

今週は、十五夜や十三夜にお供えする食材を使った「お月見」の膳でございます。

 

今週の初の膳/酒の肴膳は、「月見」をテーマとして
  鯛栗の月色蒸し、秋茄子と枝豆の胡麻和え
  叢雲の月とろろ寄せ、柿なます、里芋松笠焼
  月見団子汁、 お口すすぎは、にごり酒 でございます。

また十五夜の月見をして十三夜の月見をしないことを片月見といって昔の人々は嫌っ
たもので、夫婦が別々に月見をするのをそう呼んで禍いがあるという地方もあります。
因に、「叢雲の月」のとは雲で見え隠れする月のことで、何と風情ある表現ですね。

亭内板中央の昔ながらの月見飾りに、お月見の風情をお楽しみ下さいませ。

2009-09-28 14:07 | トラックバック(0) | コメント(0)

秋色

2009年9月24日

二十日は彼岸の入り 九月二十三日は秋分の日であり、彼岸の中日にあたり、
お彼岸を過ぎる頃ともなれば、朝夕は涼しく一段と凌ぎやすく秋を感じ始める
時節ともなりす。又、この頃降る雨は長雨になりやすく。秋雨前線が停滞し
雨に似た気象配置で、これに台風の接近がある等、この時節の長雨を
「秋霖しゅうりん」とか「秋ついり」と申すそうでございます。
この秋雨があがる頃ともなれば、秋の日一天雲なく晴れ渡ったさまを見ることが
出来ましょう。

 今週の初の膳 酒の肴膳は、「秋色」をテーマとして
  秋刀魚の梅煮、栗せんべいと焼湯葉、揚出し山芋
  吹き寄せ山家金平、秋鮭と秋大根砧巻きの胡麻酢
  大徳寺納豆汁、 お口すすぎは、胡桃です。

いよいよ絶えまなく秋の食材が出回り始め、食欲の秋を迎えます。今週は秋の

気配を感じていただく「秋色」の膳でございます。

2009-09-24 15:22 | トラックバック(0) | コメント(0)

敬老

2009年9月14日

九月十五日は老人の日。ハッピーマンディーにより、

今年の敬老の日は二十一日(月)に変更されました。 

お婆ちゃん子であった私の幼い頃、今は亡き祖母から

色々な昔話を聞かせて貰ったものですが、

中でも「姥捨て山」の話はいつも私を可愛がってくれるお婆さんを、
何故に山に捨てに行かなければならないのか、不思議に思ったり、
自分が老人になった時の事を心配したものでございます。
その時代は生活苦から老人を山に捨て、老人もそれを得心ずくで
捨てられると云う「楢山節考」の話しは子供心に抱いていたことよりも、
もっと残酷で悲惨な制度であったようでございます。
今の時代は ご老人を大切にする色々な制度がありますが、
私達の日常生活にも、いわゆる「姥捨て山」の無き様に
心掛けたいものでございますね‥‥

今週の初の膳 酒の肴膳は、「敬老」をテーマとして
  鱚の養老柚香焼き、林檎と蒸鳥の白和え
  萩海老しんじょ、里芋磯辺和え、茗荷鴨田楽
  しめじ汁、 お口すすぎは、小梅と結び昆布
 
さて今週の当亭は、敬老の日に因んで「敬老の膳」
古来より、御老人のことを萩の花に例えられます。
枝を曲げ垂れ下がり咲き誇る萩の花を
腰を曲げられるお年寄りの姿に写したものでしょうね。
その萩花の姿を写した「萩海老しんじょ」を 始めとして
御老人の白髪がごとくの「林檎と蒸鶏の白合え」
また敬老の日の長寿をお喜びして「鱚の養老柚香焼き」
更には「茗荷鴨田楽」、「里芋磯辺和え」そして「しめじ汁」など
お年寄りにも優しい口当り良き献立をご用意致しました。

今週は、お爺ちゃんお婆ちゃんと御一緒にお立ち寄り頂ければ

嬉しゅうございます。

2009-09-14 15:34 | トラックバック(0) | コメント(0)

重陽の節句

2009年9月07日

重陽は五節句の一つで 九の数は陽の極みであり、九が二つ重なるゆえ九月九日を
重九(ちょうきゅう)とも云われ、重九は長久に通じるので目出たい極みとされ、
不老長寿の意から祝ったのでございます。重陽節は、もとは中国に端を発し、

我国では平安時代より宮廷の行事として取り行われ、詩歌を成して菊の宴が

開かれ、また民間では菊人形の見世物などが行われました。

 今週の初の膳 酒の肴膳は「重陽をテーマとして
  菊花小蕪鴨詰め、烏賊の緑酢和え、
  利休栗、ずいきの山家煮、初さんま幽庵焼き、
  青海波清し汁、 お口すすぎは「菊酒」でございます。

陰暦にすれば、菊の盛りなので菊の節句と称し、菊の花びらを浮かべて酒を飲む
と云う菊酒は邪気を払い命が延びるといわれ、又この頃は栗も出まわるので栗の
節句とも称され、栗飯を食べたり致したそうでございます。

2009-09-07 14:17 | トラックバック(0) | コメント(0)

秋風が吹き始める頃、待ちに待った魂志会五蔵の「ひやおろし」が入荷致しました。

「ひやおろし」とは、ひんやりとした蔵の中で、ひと夏を越して一段と旨みたっぷりの

まろやかに味わいを深めた飲み頃の「秋限定のお酒」でございます。

 

  長月の広島地酒  「 ひやおろし 五種利き酒の盛合せ 1.500円 」
  

  天宝一  「純米五百万石 秋の上がり冷詰」  (福山神辺) 
  賀茂金秀 「特別純米 秋の便り」           (東広島黒瀬)   
  宝剣    「純米 ひやおろし 湧水仕込み」    (呉市仁方)
  雨後の月 「純米吟醸 千本錦 ひやおろし」   (呉市仁方) 
  富久長  「吟醸ひやおろし 秋桜 こすもす」   (東広島安芸津)

 

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季節の移ろいは早いもので、亭内では鈴虫が涼しげな鳴き声を聞かせております。

出まわり始めた秋の味覚と、豊穣の秋にふさわしい「ひやおろし」をお楽しみ下さい。

 

 

2009-09-02 21:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
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