氷の節句

2009年6月01日

六月一日は「氷の節句」。あまり親しみのないこの節句は、京都は北の郊外の奥山に
氷室(ひむろ)と云う地名があります。昔、この深山山中奥深くの洞穴室に冬中に貯
えておいた氷を六月一日になれば、宮中に献上したと申します。宮中人の役得でしょ
うか!?この日少しでもこの氷を口にすると夏痩せせぬとか、夏を無病息災に過ごせる
と伝わっておりますが、所が昔の事ですので一般庶民は貴重な氷は口にすることも出
来なく、せめて氷室神社の紋を象った外郎を食べて夏を健康に過ごせますように祈り
食した風習がございます。その紋たるや氷の結晶を意図した三角形の形をしており、
その形に小豆を散らした外郎を「水無月」と云い、現在でも六月の和菓子屋さんでは
代表的なお菓子のようです。
 
 今週の初の膳 酒の肴膳は、「氷の節句」をテーマとして
 氷室にこごり、酒魚と若布の緑酢和え、独活と京揚げの干辛煮
 揚げ出し加茂茄子、地鶏と蓬麩の笹巻き蒸し、水無月豆腐汁
 お口すすぎは、氷茶でございます。

広島では6月第1金曜・土曜・日曜の3日間通称「稲荷(とうか)さん」の夏祭りが始まり

ますが、丁度この頃は衣替えの時節でもあり、浴衣の着始めの習いでもありました。

この夏祭りや、夏越の祓えなど本格的な夏を前にして、「氷の節句」同様に この夏を

無事健康に越せますようにとの祈りからの行事でございます。

2009-06-01 14:25 | トラックバック(0) | コメント(2)


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