秋の夜長

2008年10月20日

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今週は薄暗い亭内で、和蝋燭のほの灯りと秋の夜長をお楽しみ頂けたらと思います。

旧暦八月十五夜の名月に対して、九月十三夜(新暦の今年は十月二十三日)の月を
「後の月」と申しますが、また十五夜を芋名月と云うのに対して、十三夜を栗名月と
か豆名月と云い、栗や大豆を供えて祭ります。十三夜の月は、秋の夜長に しみじみ
とした情味を感じます。
 
 今週の初の膳/酒の肴膳は、「秋の夜長」をテーマとして
  鴨の砧巻き、 むかごとしめじの柚子味噌
  五平もち、むらさき秋大根、秋小鰺の酢漬
  十三夜汁、お口すすぎは、かぼす でございます。

昔の秋の夜なべ仕事に砧(きぬた)打ちと申して洗濯物の糊を柔らげたり、藁を慣ら
す為に盤上に乗せて木槌で打つのですが、秋の夜長に秋風や秋の寂しさの中で聞く
砧を打つ音色は、物悲しげな哀調がございましたそうで現在ではほとんど聞かれませ
んが、わら砧は今でも農家で行われてる所もあるようです。さても深まりゆく秋の夜
長にしみじみと酌み交す酒には 豊富に出回る秋の実りが、より一層興趣を添えてく
れることでございましょう。

2008-10-20 19:06 | トラックバック(0) | コメント(1)


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